TECHONOLOGY & PRODUCTS技術・製品情報 新規設備マシニングセンタMV12BxⅡを導入致しました

設備情報
  1. TOP
  2. 技術・製品情報
  3. 設備情報
  4. 新規設備マシニングセンタMV12BxⅡを導入致しました

ニデックマシンツール製門型マシニングセンタMV12BxⅡ(3000mm仕様)を新規設備導入しました。
27年間弊社ダイセット加工に貢献したオーケーケー製横型マシニングセンタと別れ、昨今の金型大型化の需要にマッチした3000mmストロークの当設備を選定しました。

本機はマシンツールとオーケーケーとのグループ内共同開発機で、両社の良い所を掛け合わせた機械になっています。
3,000✕1,300[mm]のストローク・テーブルサイズでありながら、8,600✕3,400[mm]の省設置スペースであり、各軸早送り速度が32[m/min]と高速に設計され、主軸出力26[kW]・7,000[min-1]の2面拘束50番主軸によって小径工具から大径工具まで対応できる機械となっています。
また、リニアガイドローラを採用することで長時間安定した精度を維持でき、油圧ユニットレス化も実現、エア消費量も従来機よりも40%削減と、環境にも優しい機械となっています。
重切削を得意とする両社が、お互いの構造・システム・オペレーティング等のノウハウを融合した、正に良い所取りした機械です。

以前の機械では、長尺のワークは複数段取りで加工し、金型プレートにおいては2枚程度が同時加工できました。
今回の設備導入によって、弊社600[ton]プレス用のダイセットプレート1枚が加工ストローク内に収まり、またダイプレートやストリッパプレート等においては複数枚機上に乗せることができることから、今までよりも作業効率が上がることが期待できます。

これから予想される脱炭素・水素社会に弊社のCFP技術を掛け合わせた金属セパレータ順送金型(https://www.syvec.co.jp/development_data/separator-02/)の製作において大いに活用していこうと思います。